コウドウキロク

文学部卒オタク女の行動記録です。

文学部生の就活体験記

こんにちは。そろそろ21卒の就活生も苦しむ時期ですね。

バイト先の後輩も就活忙しそうで、もう1年経ったのかあとしみじみしてしまいますね。

 

20卒文学部生の私の就活が終わってからかなり経ちますが、「就活体験記を誰にでも読んでもらえるところに書き残したい!!!!」というのがこのブログ設立のきっかけでしたので、記憶を呼び起こしつつまとめたいと思います。途中、気持ちの整理みたいに感想書きなぐってるし超長い。

 

まず結果としては、6月までに希望業界に内定を頂くことができました。自分の中で納得のいく規模の会社に内定を頂いたので、そこで就活を終えた形になります。無事に進路が決まってほんとうによかった…………

 

最初にざっとこの記事の内容をまとめると、

①田舎or都会どちらで生きるか

②公務員or民間企業どちらを選ぶか

の二択&二択で延々と悩み、②に関しては途中まで両方の就活準備を進め、最終的に「都会×民間企業」で落ち着いたという感じです。

 

でも、多分ガチ勢よりはだいぶゆるっと就活していたと思うので、そこを踏まえた上でお読みください。時系列に沿って思い出したことを書いていきます。

 

 

▼3年生6月くらい:就活スタート時

この頃はまだ、私の就活の方向性はぐっちゃぐちゃでした。

私の地元は中国地方の田舎なのですが、地元に帰るのか…それともこのまま都会(?)で生きていくのか……地元に帰るならば、公務員になるのが一番手堅いなあ…でも私って本当に公務員になりたいのか…??みたいな疑問が堂々巡りし続ける日々でした。

 

そのため、自分の希望がしっかりと固まるまでは公務員対策も民間就活も両方頑張ろうと決意し、4月から大学のキャリアセンターが主催する就活講座を受けつつ、放課後週3回開かれる学内公務員講座を受ける形で、就活の準備が始まることとなりました。

(当時、この二足のわらじ状態が長々と続くとは予想もしていなかったのである)

 

 

ここで公務員講座に関してもう少し詳しく書いておきますね。

私が受けたのは、TACの先生が大学にいらっしゃって講義2回分(計約3時間ほど)×週3日のペースで授業をしてくださる、という形の学内講座です。

コースは

①一般教養対策(こっちだと週1日のみ)

②一般教養+専門科目

のふたつがあったのですが、私は受けるとしたら地方上級がメインだったので後者のコースにしました。

 

月:数的処理

水:経済系専門科目

金:日本国憲法民法…など法律系専門科目

という感じで授業が行われ、残りの科目はweb講座を受けるスタイル。

お値段にして約15万円。公務員講座を予備校で受けるよりは安いんですけど、感覚としては決して安くない出費だったんですよね。私の貯金から半分、残りは母のポケットマネーから出してもらったのですが、母が「公務員を目指すなら受けた方がいい」と快くお金を出してくれるので「母はやっぱり私が公務員になって実家に戻ることを期待しているんだな…」と言外に感じてこれまた悩むことになりました。

 

個人的に学内公務員講座を受けた感想ですが、最初から本気で公務員を目指していて、絶対落ちたくない!!!と心に決めている方は多分予備校とかにダブルスクールするのが一番いいと思います。なぜかというと、私が受けたようなスタイルの公務員講座だと、多くの科目の勉強がwebでの授業視聴=自分自身で計画的かつ自主的に授業を受け続けないといけない、ということになるため、本気じゃないとコツコツ勉強を続けるのは無理です。大学生になってサボり癖がついた人間にはちょっとつらい。(自分の将来がかかってるんだからそれくらいできて当然だろ、という意見はごもっともです。私は全然がんばれませんでした。)

ただ、学内の公務員講座でも試験に合格した友人は何人もいるし、予備校に通っていても結局試験を受けなかった友人もいるので、あくまで参考程度に。自分の意志や性格を理解したうえで選ぶのがよいと思います。

 

 

 

話が少々脱線しましたが、では民間企業就活はこの時期何をしていたかというと、大学の就活講座で数社の説明を受けつつ、マイナビリクナビ等の大手就活サイトに登録し、インターン行かなきゃいけないよなあ…と意識し始めていました。

6月中には、2回ほどインターンに向けた大型合同説明会に参加。

この頃は、まだどんな仕事に就きたいかも曖昧で、とにかく大手志望。理由なんて特になし。名前の知れた大手企業じゃないと親も納得しないだろう、みたいな事を考えていました。合説で話を転々と聞いて、「私が惹かれるのは社会に影響力のある企業だ!!!」といういかにもふんわりした志望傾向だけ掴んで帰ってきました。(企業として成立している以上、どんな企業であれ社会に影響を及ぼしているに決まってるんですよね)

まあでも、これくらいの時期の大半の就活生はこんなもんだと思います。本当の意味でこの時期から意識高く頑張ってる就活生はすごい。

 

あと、6~7月で日商簿記2級の資格と普通自動車免許を取得。簿記に関して興味があったら別で記事にまとめているので読んでみてください。

 

k1219k.hatenablog.com

 

 

 

 

▼3年生夏休み:インターン始動

私たちの代は、「インターン行ってないと、3年生の間何してたの?って聞かれるらしいよ」みたいな噂が飛び交うくらい、インターンへの参加が重視されはじめた頃でした。(ただの義務感で参加するインターンなんて意味ないと思うんですけどね)

サークルの同期(最終的に就活仲間となる)も7月には大手企業の5daysインターンに参加していると聞き、少し焦りを感じて夏休みにはいくつかインターンに参加しました。以下その所感。

 

・A社(大手運送業)1day

はじめてのインターンでめちゃくちゃ緊張した。グループワーク&発表を数回繰り返すやつ。同じ大学・同じ学科の友人が一緒のグループになり、帰りに2.5次元舞台の話で盛り上がった記憶しかない。

 

・A社(大手運送業)2days

↑と同一企業。ちゃんとエントリーシート(以下ES)の提出も求められ、合否のあるものだった。ES提出1週間後に合格のメールが届き、「私って結構就活頑張れてる!?デキル人間!?」と舞い上がる。当日行ってみた感想としては、多分これES出した人全部合格だったんだろうな、 ということ。業界や企業に関するレクチャーを受けた後、10年後の未来に行う新規事業をグループで考えてプレゼンするという内容。6人くらいのグループだったけど、そのうち数人がやる気ゼロでまーーーじで萎えた記憶がある(私は結構ガチで臨んでいた)。で、やっつけで発表資料作ってその場しのぎのプレゼンしたら、全グループの中で最優秀に選ばれて拍子抜けした。絶対他のグループの方がチームワークも内容も発表も優秀だったので訳わからんな、という感想。

ただ、このインターンで文学部の人間は私しかいなくてみんな経済とか法とかそんな感じ。なので、基礎知識に差があることを理解したし、違う畑の大学生と触れ合って「頑張らないと」という焦りを感じた。が、それはそれとして結局インターンって同じグループのメンバーガチャで勝てるかどうかだな、って考えに至ってしまってインターンへのモチベは急降下した。(今となっては、メンバー運が悪かった時に自分がどういう立ち回りができるかを見られているので、当時そう思っていること自体が違う。けどメンバー運悪いと疲れるし、インターン行く気なくすのも分からんでもない)

 

・地元県庁の説明会

 公務員目指す気持ちがあった頃は、公務員としての第一志望はここだった。で、実際に職場見学とか座談会とかやってみたら、職員が充実して働いている姿が見えて結構楽しそうに思えた。ただ、誰に聞いても「県外での就職を考えたことがない」という方ばかりだったので、これを機に自分の進路選択の考えがまとまるまでには至らなかった。ただ職場としての環境は良いと感じたので、あとは「地元に帰りたいかどうか」の問題になった。

 

・B社(大手電気系メーカー)1day

なんか営業の仕事体感するワークだった気がする。グループの人がめっっっっっちゃ静かだったので話題をひねり出すのに苦労した記憶の方が強い。インターン始まって採用担当の人が「今回の子はみんな開始前から仲良く話してて雰囲気いいね~~そのスキルは社会人になっても必要だよ」みたいな事言っててうちのテーブルだけ苦笑いしてた光景がめちゃくちゃ思い出せる。ワークは普通に楽しかった。

 

・あと1社くらい1day行った気がする

ごめんなさいマジで記憶がないです。それくらい何も残らないインターンだったのかもしれない。

 

 

上記のインターンを選んだ理由は「大学の就職講座で講演を聞いて、興味が持てた会社だったから」の一点だけ。しかも、すぐ行ける範囲の企業しか選んでいない。県庁の見学以外は自分で能動的に見つけたインターンじゃないし、夏休み2か月あってこんだけしか行ってないのウケる。わざわざ夏休みに何日も拘束されるのが嫌で、全部1dayくらいで終わるようなものじゃないと行こうとしなかった。(意識ひっっっく)

けど、秋以降は何をするにも「就活」の二文字がつきまとい続ける日々が続くので、これくらいリフレッシュできてよかったかな、とも思う。だから、民間就活に関しては夏は「何もしなかった」さえ避けれたらちょっとくらいだらけてもいいと思います。(もうちょいインターン行っててもいいとは思うけど)

あと夏にTOEIC再受験した。4月にも受験して620点くらいだったけど、まだ上のスコアを目指したかった…のに、ノー勉で受験。そのせいで610点へスコアダウンするという無様な結果に。

 

ちなみに夏休みは公務員講座も続けて行ってました。

公務員試験でも「夏休みが受験の天王山」「夏休みを制するものは受験を制する」だの言われました。私は制することはできませんでした、完。公務員と民間で迷ってる割には勉強はしないという甘えっぷり。理想だけ高くて行動できない典型でした。

あと、夏休みの公務員講座の参加人数の少なさがえぐかった。みんな夏休みを境に公務員志望をリタイアしていきました。多分講座スタート時は3~40人いた受講者が夏休みには半分以下になっていた。

公務員講座にいらっしゃる講師の先生にも定期的に進路相談に乗ってもらいました。この先生が本当に本当に身になるアドバイスをしてくださる方で、就活において最もお世話になったといっても過言ではない。この先生から、「親御さんは強く言わないだろうけど、あなたに帰ってきてほしいと思ってるだろうね」とか「でもあなたは公務員より民間の方が輝けるだろうね」って、自分があまり考えないようにしてた痛いところを突いてくれるのでより真剣に自分の進路を考えることができたかな。

進路選択は自分ひとりの力でやろうとすると絶対つぶれるから、色んな人に相談してみるのは大切だと思う。新しい視点ができるし。「こいつの考え合わねえな」って思っても、それによって自分の意志が見えることもあるし。

その点で公務員講座の講師の方は偉大でした。この先生に相談できただけで15万払った価値はあったなと思うくらい。いい出会いだった。ただ、本気で公務員目指すなら夏休みにしっかりと勉強しておくべき。夏休みくらいしかまとまった時間取れないし。反省してます、、、

 

 

▼3年生10~12月:迷走期

この時期、マジでな~~~~~~~んにも成果なし。まだ公務員か民間か迷ってます。

10~11月は民間就活に関してはほぼ何もしていない。自己PRをちょろっと書いたくらい。その代わり、公務員講座は頑張っていた。「夏休み、何もしなかった」という事実が急に襲い掛かってきて、このままではダメだ!!私は何にもなれずに終わってしまう!!と一念発起して急に問題集を解き始める。遅い。

 

12月になって、夏休み後半~秋にかけて民間企業の就活をほったらかしていた事実に目を向ける。(結局二足のわらじなんて履けないし両方が中途半端だよねえ~~と今になって思います)焦って、再び1dayインターンに行き始める。まだ大手至上思考。

 

・C社(IT業界大手)1day

夏の合説で話を聞き、ちょっと興味があったので参加。グループワークで会社の仕事の仕組みを理解する感じの内容だった。割と楽しかった。ここで、久々に他の就活生と触れ合い、「志望業界とか決まりました?」「いや~~実はまだあんまり決まってなくて…」「ですよね~~」みたいな傷の舐めあいをして心を落ちつける。

 

・D社(クレジットカード大手)1day

これも夏の合説で話を聞き、興味を持ったので参加。カード業界の仕組みをグループワークを通じて理解する形。これも楽しかった。他の会社が社会に対してどういうアプローチをしているか、というのが多角的すぎてなかなかピンとこなかったのに対して、「日本のクレジット決済比率を上げる」という明確な目標と、それゆえの将来性の分かりやすさがあってクレジット業界に惹かれ始める。あと、文学部の人って一定の割合で金融業界に行きがちなところがあると思ってるんですけど、わたしは銀行の窓口業務に魅力を見出せなかったので、金融業界でも面白そうなことやってる分野があるんだなと発見できたことも大きい。このインターンが私の進路選択のターニングポイントのひとつ。

 

 

で、カード業界に興味を持ち始めたのと、今まで長期インターンに参加したことなかったな、という思いからD社とE社(これもカード大手)の5daysインターンに申し込む。

が、ESに取り掛かるのが遅かったためE社に関しては適性検査の締め切りが間に合わず今回のチャンスを見送ることに。私のバーーカ。次のチャンスを待つことになる。

多分後にも書くけど、先延ばし癖ほんっっっっっっとによくない。こういう風にチャンスを逃すことにもつながるし心の余裕を失うので、絶対早めに取り掛かるのがいいです。

 

あと、12月には就活用の写真を撮影した。大学生協のサービスを使って、シールタイプになってる写真20枚と写真データをディスクでもらった。3000円ちょいくらい。

普段わたしは歯を見せて笑う癖があって、写真屋さんに表情のアドバイスめっちゃされて歯を見せない笑顔つくっていざ撮ってみると、何かを企んでいるオタクの顔にしかならなくて泣いた。

 

 

▼3年生1~2月:民間就活1本に絞る

2018→2019の年越しは、こんなに「年明けすな」って思ったことはないくらい2019年になるのが嫌でした。(だって就活から逃げられなくなるじゃん、、、)

 

で、この年越しでの帰省が私の心を変えることになる。

まず、帰省中に親戚に会ったりすると、必ず私の進路や将来の話になる。そこで、地元に帰ることを望まれるくらいならまあ予想してたけど、それに付随して結婚だの出産だのの価値観を押し付けられて、ふざけんな自分の未来は自分の意志で決めるわーーーー!!!って気持ちが強くなった。地元って結局ちっちゃいコミュニティで古い価値観がコッテコテに塗り固められてるし、その中で一生過ごしていくのはしんどいな、と思い始める。

あと、地元で友達と久々にご飯を食べて、友達は地元に帰るつもりはないことを知り、「地元に帰ったところで友人がすぐそばにいる環境になるわけではない」ということも考え始める。

 

私が地元に帰ろうと思ってたのは「家族が好きだから」「地元の友達が好きだから」「親のことが好きだから親の面倒を見ないとダメ」という考えがあったから。

でも、家族や親は先に死んでいくわけで、最終的に自分が遺されたときに「地元に住んでいたいか」と考えると答えはNOだった。不便だし、あの広い家に1人で住むのはキツい。周りの友人も結婚して家庭を持てば頻繁に遊ぶこともなくなるし、実家の田んぼを引き継ぐ気持ちもない。30~40代になって田舎にひとりで住む未来を想像して、それは違うと思ってしまった。

それに、公務員と民間の両方を志望して比較していると、やはり民間企業に惹かれる自分がいた。田舎では「公務員=高給取り、税金でご飯を食べてる」という思考が結構強い。いくら頑張って仕事をしても白い目で見られるのならばやりきれないし、その他にも地方公務員の現状・今後に対して疑問を持つことも多い。今は、公務員も民間経験者枠の採用を行っており実際にそれを活用して公務員になる人も少なくはない。であれば、「新卒」というカードを利用して公務員になる必要性は本当にあるのか?自分の市場価値が下がるだけではないか?

などと考えた結果、後からでも公務員になることができる世の中であれば、今しかない「新卒」のカードを使って一般企業に就職するほうが自分にとっては納得できる選択だ、という結論に至りました。それに、民間就活頑張ってみて大失敗したから地元で就職、という成り行きであれば納得して地元に帰ることもできると考えたので。

 

その他にも、趣味垢のフォロワーにも相談していて、そこで

「親を支えたい気持ちも分かるけど、交通事故で先に自分が面倒見てもらう側になることだってあるし、地元に帰ったって確実に親の面倒を見れるとは限らないよ?最悪、県外からでもお金で親を支えることはできる」

というアドバイスをもらってハッとさせられたり、両親は「地元に帰ってきたら実家に住めるから家賃もいらんし毎日ご飯も出てくるよ」と言うけれど、私は早く本当の意味で自立したい気持ちが強いので、逆に県外に住みたいと思ってしまったのも決断の理由のひとつ。

 

 

よく、就活の講演などがあると「社会人になれば、実家に帰るのはお盆とお正月くらいになるから親と顔を合わせるのは年に○日程度。そこで親が日本人の平均寿命まであと△年と考えると、あなたはあと何日親に会うことができますか?」みたいな問いを投げかけられる。この質問ほんっっっっっっとずるいよね。いや事実なんだけど。

正直、私は親の事が、特に母親のことが大好きだし敬愛してるので、一緒に住みたい気持ちはものすごく強い。だから、この記事を書いている今でさえ、県外に就職すると決めたことは少し申し訳なくなるし胸が痛むけど、自分の将来を真剣に考えるとこの選択が一番いいと思えたので後悔はしません。もし将来「就活の時違う選択をしていれば」と思ったとしても、全部自分の意志で決めたことなので納得できると思う。(もし地元を選んでそれを後悔したならば、「親がいたから」と親のせいにしてしまうかもしれない)

 

ほんとに、この就活期間は自分の将来について真剣に考え続けた一年間だった。

まだまだ若いから未熟で、自分にとって都合のいい考え方をしている部分も大きいと思うけど、自分の頭で考えて進路を選んだことに大きな意味があると思っているし、自分で選択した以上自分で責任をもって生きていく覚悟をしなくてはならないので、人生の中で必要な時間だったんじゃないかな、とも思っています。

 

 

 

と、なんかこのブログの締めくくりみたいな雰囲気になってきたので、本題に戻しますね。

とにかく、「公務員はやめて民間一本でとりあえず頑張ってみる!!」と決意したものの、もともと民間一本で頑張ってきた人たちとは準備量が違うので焦ることに。

 

1月はとにかく何か就活をせねば!!と思い、キャリアセンターに駆け込んで「民間一本に絞りました!!」と宣言。その足で模擬面接を予約。

模擬面接は、ハローワークの新卒採用応援の方が大学に来て指導してくれるものを活用しました。初回だったので基本的な面接を一通りやってもらったのですが、早口であること以外はなんかめっちゃ褒められて気が緩む。その結果、慢心して後にも先にも模擬面接を受けるのはこの一回だけでした…もっと受けておくべき

 

インターンなども何個か参加しました。

・E社(カード業界大手)5days選考

12月に見逃すことになった5daysインターンに再び応募。ES、適性検査、面接まであるフルコースだった。ここで初めて実際の採用担当にジャッジされる面接を受けるわけだけどド緊張した。結果的に合格だったのでさらに慢心を呼ぶことになる。

 

・F社(信託銀行大手)1day

先輩の内定先ということで誘われたので参加。普通の銀行よりも信託銀行の方が惹かれるな…候補としてありかも、とか思う。グループワークを2種類みっちりやるやつだった。他の参加者と話していると、「ベンチャーとか広告業界はもう選考始まってるしそういうとこ受けてる」みたいなこと言ってて自分の遅れを感じる。その後のワークでも、経済学部の人が専門的な用語を使って社員さんに質問しているのを見て引け目を感じる…などした。同じ文学部の先輩が内定もらってるし、大丈夫!と自分を奮い立たせた。

1週間後くらいにこの銀行の社員座談会も行った。自分の質問力のなさに絶望した。

 

・A社(大手運送業)早期会社説明会

夏にインターンに行っていたので参加することができた。そのまま早期選考を受ける資格を得たので臨むことに。

 

 

こんなもんかな…テスト前ってこともあって思い出してみるとそこまで活動できてない。やばいねえ。

あと1月はTOEIC再受験した。懲りずにノー勉だったけど、直前になってからとにかくリスニングだけでもと思って練習した。その効果があったのか、ノー勉のくせに610→730までスコアアップし、履歴書に書けるくらいの点になったのでここで受験をやめた。ただの運ゲーじゃん…ロトシックスかよ。

 

 

 

2月になり、そろそろ本格的に就活が始まることにおびえる。

マイナビの合説に行く

久々に合説に行ったけど、単純に疲れて帰ってきただけだった。何社かぼちぼち見学して、あーここもいいかもなーーなんて、6月と同じことを繰り返した。数社ほどもとから気になっていたブースがあったので、そこでは真剣に聞いているフリをして積極的に質問とかもしていい印象をのこせるように頑張った。やっぱりまだ大手志向。

 

・E社(カード業界大手)5daysインターン

これもしんどかったなあ~~~~グループで10年後の新規事業を考えて最終日に発表するやつ。現状とか問題点の分析が難しすぎて大変だった。準備が追い付かなくて、発表日の直前に夜中グループ通話しながら作業を間に合わせた。このインターン、マジでかわいい女の子と陽キャしかいなくてめちゃくちゃ心折れたんだけど、同じグループになったのがいい人ばっかりで、インターン終わってからも数回飲みに行くほど仲良くなったし、めちゃくちゃ褒めて自己肯定感爆上げしてくれるし、まさに救いだった。

ワークはしんどかったけど、インターンを通じてカード業界についてさらに理解が深まったし、志望度も上がっていった。けど、この頃はまだ志望業界を絞り切れずにふわふわしてた気がする。

そのあとに個別でフィードバックがもらえる機会もあったんだけど、そこで「今就活でなんかアドバイス欲しい内容ある?」って聞かれて、すぐに答えが出ないくらい自分の就活準備ができていないことに気づいて焦る。

 

 

っていう感じで、「わたし慢心してたけど就活準備なにもできてなくない…?自己分析とかSPIの準備とか何も終わって無くない…??」と、2月中旬にしてやっと気づく。

急いでSPIの対策本と四季報を購入。遅い。

 

さらに、めちゃくちゃ不安すぎて就活エージェントに駆け込みに行く。

行って、「来る3/1までに何したらいいですか…?」ってめちゃくちゃ漠然とした質問をしてしまう。自分の今までの就活とか、志望する企業の傾向とかを聞いてもらって、「自己分析を進めること、1日にエントリーしたい企業のリサーチとリストアップをして難易度と志望度を評価すること、SPIの対策本を解くこと、Open ESを書いてみること」をおすすめされる。こちらからもオススメ企業をご紹介しますね、って言われたけど、システムエンジニアの紹介しかされなかったのでこれ以降エージェントは利用していない。

 

2月後半、就活エージェントから得たアドバイスは2割くらいしか実行できなかった。

結論から言うと就活から逃げてました!!!!!やっばいよね、何考えてんの?

自己分析と、SPIの対策ほんのちょっとだけした。

 

友人の勧めで就活に関してはこのサイトを参考にしました。↓

shukatu-man.hatenablog.com

 

自己分析のやり方はこれに従ったし、色んなサイトの心理テストみたいな自己分析からキーワードだけ拾ってきて考えたりもした。

 

あとは、キミスカが具体的に就活に使えそうな自分のパーソナリティを分析してくれるので、一回使ってみるのはめちゃくちゃオススメ。

kimisuka.com

 

もともと心理テストとか性格診断とか好きだったから、そういう自分の楽しめるツールから始めるようにした。で、色んなやつを試して、共通する表現を集めて自分の性格を大まかに理解して、そのあとに過去のエピソードと照らし合わせて…みたいな。

けど、2月くらいの時は自己分析なんてまだ曖昧で、ESになんて書こうか素材を探している段階だった。就活を通して、いろんな企業の面接を受けて質問に答えながら自分の性格とは何ぞやを探し続けていた気がする。

よく「自己分析ってどこまでやったら終わりなのか分からん…」って話になったけど、多分終わりとかないです。自分のこと100%完全に理解できる人とかそうそういないし、多分自己分析は永遠にできる。というか、就活そのものが壮大な自己分析みたいなものだしなあ……… 「終わり」を目指して自己分析をすると謎が深まるだけなので、ある程度進んだら実際のES書いてみたり面接を受けてみる方がいいのかも。その中で答えに困ったら、その部分に関して自己分析が足りていないってことだからそこを深めればいいんじゃないかと思います。

私も自己分析には悩まされたので…アドバイスになってないかもしれないけど就活を終えた身として言えることはそんな感じです。

 

 

▼3年生3月:就活解禁

ろくに準備も整っていない状態で3月を迎えてしまいましたが、なんとか頑張って他の就活生と同じように就活の波に乗りました。

 

まず、3月頭にマイナビとかリクナビの大型合説がありますよね、あれも行きました。

やっぱりまだ大手志向で、点々と気になる企業を聞いていきました。カード業界志望するのは自分のなかで確定だったんですけど、「就活生は20~30社エントリーする」という情報をもとに、そのほかの業界はどこエントリーしようかな~~って探すために行ってたような、、、

最後はスタライの時に来たインテが、リクスー着た就活生で溢れていて、自分が就活生である現状を身に染みて実感、、、つらい。なんか屋台とかも出てて、友達と合説来てそうな女子が3人くらいで固まって楽しそうにチーズハットグ食べてて、「え、ここは祭りか?」ってなんとなくイライラした記憶がある。楽しそうにしやがってーーー!!っていうただのやっかみです。

 

で、ここから怒涛のエントリーラッシュ。多分2月中にエントリーする企業のリストアップができていたらもっと楽になったはず。自分が悪い。

とりあえず説明会に参加しないとES提出できないという流れを踏むので、行きたい企業の説明会をダブルブッキングしないように、そして枠が埋まらないうちに予約し続ける作業のスタート。ここに関しては、自分のスケジュール管理能力に助けられました。とにかく毎日毎日説明会に通う日々。説明会ではメモをしつづけるのでボールペンが3週間程度で1本消えました。毎日疲労感がぬぐえなくて帰りの電車で爆睡して、知らないおばちゃんに2回くらい「あんた降りなくて大丈夫?」って起こされた。

交通費がバカかかるし、親に迷惑をかけたくないので3月に入っても土日の夜はバイトに出続けましたが、できることなら休んだ方がいいです。疲れをとってまた月曜からの説明会に備えるのが重要。そうじゃないと、朝寝坊して家を出るはずだった時間に起きて、朝ごはんも食べず駅まで全力疾走して説明会にギリギリ滑り込むハメになります。私のことです。間に合ったからよかったものの、ほんとに寿命縮まりました。

 

3月中頃にA社の早期選考の面接を受けたのですが、これも私の就活のターニングポイントになりました。私はできればデスクワークに就きたくてA社の事務系に応募したのですが、ここでメッタメタに惨敗することになります。

A社は特に志望業界というわけでもなく、インターンに行っていて早期選考が受けられるなら、と(大変失礼ですが)練習台にするように選考を受けました。でも、内々定という心の支えが欲しかったので、面接は本気で挑んでいたはずなんですね。実際、自己PRまではよかった。普通の流れだった。でも、その先の志望理由が壊滅的でした。もちろん事前に考えて臨んだのですが、「なぜ文学部なのにこのような事務を?」「他の企業ではなくうちで事務をする理由はなんですか?」という質問に全然うまく答えられませんでした。今思い返すと想定できる質問ですよね~~~!!当時も一応用意はしてたんですけど、その内容があまりにもペラッペラだったのでもう記憶にないです。

面接の最中から予感はしていましたが、後日案の定お祈りメールが届きました。

 

この経験で、「就活は思っているほど甘くない」という当たり前のことを再確認しましたし、文学部卒でそういう事務系を志望するのは、「不可能ではないが、納得してもらうために相当入念な準備と論理武装が必要」ということを実感しました。他の学部よりも、より隙のない志望理由が必要となるんだなあと思ったのです。

で、「何社も受けるのにそのような隙のない志望理由を難産し続けるのは無理だ」と悟り、メーカーなどの志望を辞め、基本的に門戸の広い金融業界をメインに据えて就活を進めることに決めました。ただし、先述した通り窓口業務にあまり興味がないことと、カード業界の将来性や方向の明確さに心惹かれ、金融業界の中でも「カード・決済」に絞ることを決意しました。(一応何社か他の業界もエントリーしたけど結局面接までは受けなかった)

 

 

3月後半からは、説明会に加えて怒涛のES提出ラッシュが続きます。

もうほとんどの企業がweb提出というスタイルなので、私は一度書いた内容はOneNoteに記録しておき、他の企業で似たような質問をされたときにコピペ&手直しで使いまわせるようにしました。志望業界を絞っておくと、業界研究がひとつで済んで深く調べることができる上に、志望理由などもそれぞれ似たような内容を書けるのでめちゃくちゃ楽です。ついでに、各社について志望動機を考えながら他社との違いを調べるだけで、業界内の比較もできます。業界を絞ってから、そういう悩みや時間から解放されたことは大きなアドバンテージでした。

ただ、この時期まーーーじで忙しいので、ESや適性検査の締め切り管理には細心の注意を払いましょう。とにかくやるべきことは前倒しでこなす!!!

1社、一次面接通過できたのにそのあとの適性検査×2の締め切りに間に合わず、泣く泣く終了したこともあります。マジ前倒し大事。疲れて寝ちゃってすべてが崩壊することもある。

 

 

とにかく3月はクソ忙しくて大変だった。この時期からあんスタすらサボるようになった。つらかった。けど、全部自分の準備不足のせいなので、2月くらいから本気を出すべきだった。

 

 

 

 

▼4年生4月:面接で心が折れる

3月のエントリーラッシュを終え、4月からは地獄の面接ラッシュが始まりました。

結論から言うと、希望していた最大手にはことごとく序盤で落ちました!!!

これも単純な準備不足です。模擬面接とか他の会社の面接をあまり受けていなかったので、そもそも面接慣れしていない。そのうえ、最大手は想定外の鋭い質問もかなり多く、慣れていないからこそすぐボロが出る最悪の結果でした。

希望していた最大手は4月中に1社を残して全滅したので、マジで天を仰いで「うわ私これからどうしよ、、、寄る辺がなさすぎる、、、」と灰になりかけました。

 

が、冷静になって考えてみると、最大手を目指していたのも「ネームバリュー」「なんとなくの安定感」「親が納得しそう」というしょーーーもない理由だったんですよね。実際にインターンや座談会に行って、最大手に集う就活生・社員の陽キャっぷりに「もしここで採用になってもなじめる気がしない…」と思ってたはずなのに!!

で、それを思い出して、「もともと会社の雰囲気が合わなかったんだから落ちて正解だった」と思うようになり、今手元に残っている会社をより調査し大切にして、必ず内定を勝ち取ろうという決意を新たにしました。まあ自分の中で理由を作って納得してるだけなんですけど、就活中にずっとクヨクヨしてられないので、それで正解だったとも思います。

 

そういう感じで4月序盤に大敗を喫したわけですが、実際の面接に関しては、回数を重ねるごとに滑らかに喋れたり、過去の面接で失敗した例から応用してもっとわかりやすい返答ができるようになったりと、だんだん上手になっていった感覚がありました。

やっぱり最終的に面接は数です。

 

あと、GD型の面接も何回か受けたのですが、あれの評価ってもう就活生には計り知れるものではなくて、「絶対失敗した!!!!!サヨナラ!!!!!」って思ったGDでも合格通知の電話先でべた褒めされたこともあったから、過度に心配するものではないなと思いました。受かったら「えっ受かったやったーーー!!!」って素直に喜べばいいし、落ちても(さすがに少しは振り返るべきだけど)「まあ相性悪かったんだな」くらいに思っておけばいいと思います。

 

余談ですが、「面談会」と名前がついているからそれなりに重要だと思って気合入れていったのに、実際は参加点くらいしか貰えないような何の意味もなさそうな会でしかなくて、そのために往復1000円かけてるのが空しすぎて泣きそうになったこともありました。就活中の交通費マジで痛い。

 

 

 

▼4年生5月:就活大詰め

結局就活中にエントリーしたのは全部で15社程度ですが、5月の頭には7社くらいまで減りました。

ついでに、2019年のGWは10連休とかでクッソ長かったんですけど、その間リフレッシュしかしてなかったので、GW明け一発目の面接はボロッボロでした。落ちました。

 

そのあと、インターンに参加していたF社の面接を受けました。その際に、担当の面接官の方が終わりに「志望動機、~~って言ってたけど、あなたの面接聞いてたら根底にあるものは「自己成長」とかそういう感じだし、そこにつなげて喋った方がもっと説得力増すんじゃない?」というようなフィードバックを下さり、それを生かしてその後の面接で話す内容を変えたところ、内々定がもらえる企業もでてきたので本当に感謝しかない… こういう風に面接の中でアドバイスをもらって自己分析が進んだこともあるので、自己分析に終わりはないなって思っちゃうんですよね。あと、自己PRから一本筋が通って一貫している志望動機は説得力があるし強い、というのも実感しました。そこをアドバイスしてくださった面接官の方は伊達に採用やってないな…と思ったし、私にアドバイスをしようと思えるような受け答えができるようになったんだな、とちょっと嬉しくなった。

 

5月中旬には1社内定が出て、とりあえず一安心。

そのあとは、1社最終面接で自分でも分かるくらい面接が空回りして祈られ、5月末に今の内定先から内定をいただいて心が決まり、その他の面接を辞退して6月頭には就活終了となりました。

 

今の内定先は、一番初めから他社とは比べ物にならないくらい就活生のことを考えてくれる面接を行っていて「人を大事にする」という姿勢を就活生の目線でもちゃんと体感できたし、そのあとの面接で偶然巡り合った現場の部長さんに機会をいただいて沢山お話を聞いて、自分が大学時代に培った経験やスキルを発揮できるフィールドがあると確信が持てたのが決め手でした。特に、面接での部長さんとの出会いから、あれよあれよと事が進んでいったので、就活は半分くらい運かもしれないとも思ったりします。

 

 

 

 

さいごに

以上、私の就活をバババーーーッとまとめましたが、あまりにもとっちらかってるので最後に簡潔に言いたかったことを述べます。

  1. 文学部でも就活はできる。最初からあきらめる必要は全くない。文学部のレッテルは皆無とは言えないけど、希望するフィールドや主張する強みを吟味すると楽になる。
  2. 先延ばしダメ、ゼッタイ。いいこといっこもない。
  3. 本当に行きたい企業が決まっているなら絶対インターン行くべし。リクルーターが付いたり、序盤の面接が免除されたりと恩恵を受けられる確率が高い。
  4. 業界を絞ると楽。自分のやりたいことや興味を明確にすることもできる。
  5. 自己PRとつながっている志望動機はマジで強い。
  6. 面接は数。早めに模擬でもいいから受けるべし。

こんなもんかな。

ただ、年々就活のスタイルは変化してると思うので参考になるかはわからないけど。

誰かの役に立つなら幸いです。

 

私も4月から(全く自信ないしやっていけるか超不安だけど)社会人になるのでがんばります。