11/3、追憶セレクション クロスロードが初めて世に放たれる日が来ました
私はもう5年以上このストーリーに狂っているのですが、エレメントの時にアニメで急な新設定が出てきたのが怖すぎて、今まで私が咀嚼してきたクロスロードが今日をもって味を変えてしまうかもしれないので、色々書き散らしに来ました。
私はクロスロードのこと、蓮巳敬人の物語として読んでるので思想が偏りまくってます。これ、当時の感想として、今までずっと英智から「僕は敬人の夢をくらい尽くして生きている」って、まるで蓮巳は英智のためだけにアイドルを目指しているみたいな刷り込みをずっと受けてきたのですが、クロスロードで初めて蓮巳敬人がアイドルを目指した心情が語られるんです。
わたしはこのシーンが大大大好きでクロスロードに狂ってきました。
蓮巳敬人、幼少期から英智と零に接点のあるすごい環境で生きてきていると思うのですが、朔間零との出会いで早々に自尊心をそこそこ折られている人間です。(本人は自尊心を守るために逃げたっていうけれど、今でも周りの好意に気付きづらかったりする面もあり、ある程度の傷は負っていると思ってる)
朔間零の人間性として人の注目を集め導く才能がある人ですが、わたしの理解では蓮巳敬人はただの一般人なので思春期の多感な時期にその実力差を感じています。それが根底になって自分の無力さを痛感して生きてきた中で、それでも主人公になりたいと願って生きている、そこにアイドルという存在を見出しているから今この蓮巳敬人がある、そういう背景を知ることができたのが嬉しくて嬉しくて、好きなストーリーです。
ちなみに蓮巳敬人をディスってるわけではなく、蓮巳敬人は自分の無力さを痛感しながらも、夢と信念を絶対に曲げずに、目指すところに向かってひたむきに努力し続けられる人なので大好きです。だから推してる。パッと見ものすごく自信家に見える裏には、純粋な意志の強さがある。私も本当にかく在りたいと思い続けてます。そして逆に言うとそのどうなっても折れない芯の強さは非凡で、ずっとこのまま背筋伸ばして人生歩いて欲しいとも思ってます。
正直クロスロードって朔間零推しと蓮巳敬人推しの目線からだと見える世界が正反対だと思うんです。多分朔間零推しから見ると、朔間零のカリスマ性に頼りきって全てを解決しようとして朔間零を絶望させた、そういう蓮巳敬人の過ちがピックアップされてみえちゃうと思ってます。
たしかに蓮巳敬人のその部分は至らなかった点だし、この一件のせいでさくまれの絶望が極まったのもそれはそうなんだけど、小さい頃から近くにいる主人公みたいな人間のおかげで自分の存在の小ささを底に抱えて生きることになった蓮巳のことも分かるから、私はお互いにお互いのことを理解できてないまま各々勝手に期待して道を違えただけでは？というのが私の理解。
そして、こいつは自分を特別視しないかもって蓮巳に勝手な期待抱いてたのはさくまれも同じなんじゃないとも思ってて、朔間零は蓮巳敬人が普通の人間であることを自覚してなかったところもひとつの原因だと解釈してます。
朔間零目線では昔から高尚ぶって討論ふっかけてくれて特別扱いしないでくれる蓮巳敬人がそこにいて、蓮巳敬人目線では自分の手の届く範囲を超えた存在として認識してしまった朔間零がいるという。これが一番のすれ違いポイントと理解してます。
朔間零が人間であることを忘れて革命の旗印にしようとした過ちと、蓮巳敬人が普通の人間であることを忘れて同じ目線に立ってくれると思い込んでいた過信(ちょっと言い過ぎかも)というか…
この理解で咀嚼し続けてきたから変わってしまったろどうしよう。怖い。
そして逆に言うと、この一件があったから蓮巳敬人はその後の夢ノ咲の改革を成し遂げたし、1点で交わって別の道をすすんだから、それぞれUNDEADと紅月という幸せな未来が待ってたんだと思う。その未来のためには必要な出会いとすれ違いだったという、、
私の中でクロスロードの話はこれで完璧で、そしてアプリ内で既にそれぞれの幸せに至る過程と未来が描かれていて、御前試合みたいなアンサーをもらったから変に蛇足が追加されるのも怖い。
はあ………追憶セレクションクロスロード怖いですね。私は特典の小冊子ひとつで狂える自信がある。また観終わったら色々書き散らかしに来ます。
