コウドウキロク

文学部卒オタク女の行動記録です。

10/14夜 あんステフェス応援上映に行ってきました

 

あんステフェス応援上映に行って、感じるところがあったのでその感想。というか心の整理。レポじゃない。

 

 

○はじめに

この前書いた通り、ステフェスには複雑な感想を抱いたので、まだ卒業をまともな顔で見れる気がしなくて応援上映行くかどうかメチャクチャ迷った。ずーーっと京都のチケ残ってるし。フォロワーさんに声かけてもらって、迷ってるくらいなら行ってみたらいいか、と思って行くことにした。

 

実質2週間ほど前の話なのに、自分の中でステフェスが数ヶ月前ってくらい遠い記憶になってて驚いた。

 

 

結論から言うと、結果的には行ってよかったと思う。だから、印象深かったことだけここに書き残します。

 

 

 

応援上映

内容についての感想はこの前書いたから、今回新しく思ったことだけ。

 

まず、当日の私の頭がガバガバで、この曲で何があった、って記憶が混同し過ぎてたことが分かった。この前の私が書いたステフェス感想ページは信用しないでください。ひとつひとつの場面としては間違ってはないし確かにそんなシーンはあったけど、それが行われた曲や順序はけっこう違った。自分の頭がパンパカパーンて感じだったのがよく分かった。

 

当日はメインスクリーンすら見ず、肉眼で見ることを重視した推し定点カメラをしてたから、そんなところで颯馬がかっこよく扇子回してたの!?とか、肉眼では見えない蓮巳敬人のウインクを見逃してたことが判明した。もったいな…

朔間零があんなに舌なめずりしてたのにも全く気づいてなかった。びっくりした。圧倒的に目が足りない休憩シーンは、やっぱ映像でも目が足りなかった。

 

 

応援上映の映像は、かなりカメラの切り替えが微妙だったり、ここは絶対必要でしょ!?って思うところ(英智の「終わり」とか、神楽耶の華の布咥えとか)がアップになってなくて残念なところも多かった。円盤ではきちんと収録してくれてるんですよね……??布咥えはいいとして、英智の「終わり」はメインステージに映し出された顔が本当に絵画を切り取ったみたいに美しくて目に焼き付いてるから、あのアングルをぜひ収録してほしい…………これをアンケートに書いたかどうか不安になってきた。書いてますように。

 

 

 

さっき、肉眼で見ることを重視したって言ったけど、映像になると卒業メンバーの涙がさらに鮮明に見えて何とも言えない感情になった。こんなに唇が震えてて、こんなに大粒の涙を流してたんだって事がハッキリ分かってちょっと辛くなった。神楽耶の華もAngel's wingも久々に聞いたら余計に胸に沁みた。

ラストのFestival songの前のMC場面も、空手部の2人の泣き顔が鮮明に見えてやっぱりグッときた。

多分Singin' Shineだったと思うけど、客降りの時に颯馬と嵐ちゃんが2人で歩いてるのがカメラに抜かれてて二人とも笑ってるんだけど、元々泣いてた颯馬はともかく嵐ちゃんも今にも号泣しそうな顔してて辛かった。応援上映でじっくり見たシーンの中でここが1番忘れられなくなってしまったくらい切実な顔だった。

 

 

 

○キャスト登壇トークコーナー

正直、ここが重要で、私はこれがあったからこそ応援上映行ってよかったなって思った。

 

前山さんがトレンチコート着てて、登場した時にさすがオシャレだな……て思ったんだけど、これは英智の私服を意識してくれてたかららしい。ちょっと嬉しかった。

 

挨拶して早速話を始める前に会場をコーレスで暖めましょう、って流れになって、宮崎くんがあの話題の\エビバディセイイェーエ/をやってくれて大爆笑してしまった。最高のバイブスだったらしい。めっちゃ笑った。

前山さんは「俺達はキラキラ輝くあんさんぶる」\スターーーーズ!/ってのを英智Ver.でやってくれた。普段円盤のバクステで見慣れたセリフだったからこれをやれて嬉しかった。

 

 

トークコーナー前半の内容は、ステフェスの思い出を振り返ったりいままでのあんステを振り返る感じ。前山さんオン・ステージだった。「お気に入りの曲は?」「他のユニットでやってみたい曲、好きな曲は?」みたいな質問が続いたんだけど、話題に上がるものをだいたいやってくれた。前山さんマジで歌うま…………アカペラでいろんな曲を歌ってくれたんだけど、アカペラだからこそその歌唱力が際立ってすごかった。あと前山さんモノマネがうまい。Ra*bitsの歌い分けとか大将のワンコーラスを真似してくれたんだけど特徴捉えるの上手い。

宮崎くんも流れで桃李っぽい歌声の真似してくれたけど普通に上手かった。あと渉の「え↑〜いち」の真似がメチャクチャ上手い。うますぎてちょっと笑っちゃった。

宮崎くん、全体的にやっぱ面白いね……かわいいなって思った。

 

 

 

トークコーナー後半は、この「卒業」にあたっての心境とか新キャストに向けてのメッセージを聞く感じ。前山さんの口から直接聞けて良かったなあって事の連続だった。

 

ちょっとここから支離滅裂というかあまりまとまらない感想になるけど許して欲しい。

 

当日は大千秋楽でも挨拶もなしに終わったし、前山さんは役を貫いてくれたのでその心境を推し量ることはできなかったんだけど、「僕も人間なので、やっぱり悲しいし、寂しいし、なんで卒業しなくちゃいけないんだろうって気持ちもあった」って言ってくれて、本音が聞けた感じがして良かった。そして、「でも、卒業は生きてたら必ずある事で、学校でも仕事でも卒業とか別れは絶対あるものだけど、そういう時にこんなふうにやり切ったなとか頑張ってきて良かったなって思える経験ってなかなか出来ないし、そう思えるってことはこれはいい卒業なんだ(部分意訳)」みたいなことを言ってくれた。

私は、卒業が決まった時から「卒業は悲しいけど、いちオタクに口出しできる事ではないし、キャストの皆さんが受け入れてるならオタクも受け入れるしかない」と思ってきたけど、卒業した後になって色んなものを見て、「これはキャストも本当に納得している卒業ではないのでは?」と思う部分も多くて、キャストが納得してないならオタクはどうすればいいんだろう?って思ってた。こうして前山さんが「なんで」って言葉にして言ってくれるとは思ってなくて、かなり驚いたし、やっぱりそうなんだ、と思った。ただ、さっき書いたみたいに卒業について前向きに捉えてる部分もあって、そういう風に蹴りをつけて進んでいこうとしてるのかなとか考えた。この1週間くらいで紅月やfineの他の卒業メンバーのブログを読んで、あんステにかける熱い想いを感じて、やっぱりなんでこの人たちが去らなくちゃいけないんだろうって思うことも多かった。でも最終的には、みんな感謝の言葉と共に卒業を宣言して、次のキャストに託して前に進んでいこうとしてる内容だった。そういうブログや前山さんの言葉を含め、やっぱり納得いくものではなかったとしてもキャストが卒業をその人なりに消化して前に進んでいこうとしてる以上オタクも悲しんでばかりはいられないとも思った。

卒業キャストがみんな次のキャストへ想いを託してるんだから、それを知った以上次のキャストを応援していきたいとも思った。卒業キャストの意志を尊重するなら次のキャストを応援したいなって気持ち??なんか上手く言葉にできない。

 

 

 

次期キャストへの前山さんの言葉なんだけど、これはもう忘れられない。

 

「卒業キャストを越えようとか、そういうのはどうでもよくて、演技は楽しくやるのが一番だと思ってる。でも、楽しいだけじゃ駄目で、僕は、俳優っていうのは我慢することだと思ってる。自分の好きに、やりたいことだけをするのは誰だってできるし楽しいけど、俳優はそうじゃない。お金を払って時間を割いて観に来てくれてるお客さんがいるんだから、きちんと愛をもって応えないといけない。お客さんだって、普段仕事やバイトで楽しいことばかりなわけがない、それなのに我慢して決して安くないお金を払って来てくれてる。それならこっちも愛情もって返すべきだし、好きなことをするためには我慢が必要だから、我慢して演じきらなくてはいけない。そうして真剣に愛を持って演じたら必ず届くし、お客さんも愛を返してくれる。人間ってそういうものじゃないですか…。だから、1回観に来て、それで違うと、愛を感じないと思ったらそこで切っていい。その時はそれまでで終わったコンテンツだったということ。でも、僕はそうだとは思わない、だって素晴らしいコンテンツだから。本望としては続いてほしいです。だからその代わり、みなさんも、愛を感じたなら愛を返してほしい。それが人間だと思います。

ここで甘い言葉で締めることもできたけど、あえて厳しい言葉を選びました。誰かが間違ったことを選べば、それで全てが途切れてしまうかもしれない、それだけは避けたかったので。愛を持って頑張って貰いたい。応援しています。」

 

ところどころ言葉や表現、言った順番は違うと思うけど、全体的にこんな感じで、ものすごく自分にも刻み込まれた言葉だった。泣きながらこれを語ってくれて私も涙が溢れてきた。こんなにも情熱をもって支えてくれてたというのを肌で感じた。「お客さんだって我慢してる」という言葉が胸に刺さりすぎて泣いてしまった。分かってくれてるんだなあと感激した。そして、この言葉をあの場でしっかり言うことってなかなか出来ることじゃないと思うけど、やり切る前山さんの力は強いと思ったし、その考え方とか人間性に尊敬した。こうしてしっかり考えて取り組んでくれてたからこそあんステでも英智は輝いてたんだと思った。この言葉が私の応援上映きて良かったと思う最大の理由。これを聞けてよかった。

あんステは置いといても、自分の人生にも響く言葉だなあと感じた。自分は趣味が楽しいから生きてるけど、やっぱり楽しむためには日常生活があってこそで、そこには我慢が必要だから、自分の人生もうちょっと頑張ろうって思えた。具体的には就活頑張ろうって思った。

 

私の拙い記憶力なんかじゃあ伝わらないからこれ読むくらいなら前山さんのブログを読んで欲しい。

愛情。 | 前山剛久オフィシャルブログ「MAEペース」Powered by Ameba

力強い言葉だった。こんなに誰かの言葉が響いたことってそうそうない。ファンとしてすごく嬉しかった。ありがとうございました。

 

 

○新キャストお披露目

正直この瞬間が1番怖かった。まだ心の準備ができてないから、このファーストインプレッションで受け入れられなかったらどうしようとか考えてた。

 

色々置いといて、まず感想としては、新しい蓮巳敬人の受け答えは真摯な感じで、何様目線だよって感じだけどこれから応援できそうだと思えたので少し安心した。でも、これでちょっと安心してる自分は変わり身が早いんだろうかとか考えてぐるぐるしてる部分もある。

 

一部を除いて、みんな神妙な面持ちで、言い間違えるほど緊張してて、頑張ろうっていう姿勢が感じ取れたので頑張って欲しい。多分稽古はこれから始まるんだろうし、自分の中で見極めることもしっかりケリをつけることも終わってないから、必ず劇場に観に行こうとは思った。

渉役の萩尾さんが、「色々、何を言おうかずっと考えてたんですけど、前山さんの言葉を聞いたら、そんな考えてきたことを喋るのは失礼だと思ったので自分の言葉で喋ります。」って言ってて、その意気込みにハッとなった。

桃李役の副島さんが、緊張しすぎて「桃李ちゃん」って言いたかったのに「fineちゃん」って言っちゃったんだけど、客席に嘲笑するみたいな笑いが起きたのがちょっと残念だった。私が神経質すぎるのかな?

渡邉くんのことをこの前の感想で酷評してしまったと思うんだけど、「僕は自分に自信が持てないし、今もそれには変わりないけど、前山さんが「大丈夫だよ、できてるから」って言ってくれたので、前山さんが信じてくれてるなら僕も自分を信じようと思います」って言っててちょっと考えが変わった。頑張って欲しい。

 

 

○まとめ

あんスタそのものが好きな自分と、あんステが好きな自分がいて、もうどんな顔をしていいか分からなくなってきたし、初代キャストが大好きだしその気持ちは変わりなく、これからも持ち続けたいけど、でも次のキャストも応援したくて、どうしていいか分からない。結局自分は変わり身の早いオタクなんだろうかとか思う。けど、ブログ読んだり話を聞いたりして、新キャストを応援することで初代キャストの意志を尊重できる部分もあるんじゃないか?と思ったりもした。初代キャストが新キャストにキャラを託したなら私はそれを尊重したい。

とりあえず、次回作は1回でも観ようと思う。まだ自分の中で新キャストの見極めが終わってないから。見極めて、どうするか決めようと思う。できれば、今まで楽しかったからこれからも応援させてほしいし、新キャストには頑張ってもらいたい。

 

 

 

[追記]

新キャストだけじゃなく運営も頑張って欲しい。

特に櫻井くんの件。

スケジュールの都合でキャス変は、ほかの舞台ならよくある事だし、仕方ないとも思う。ただ、あんステは今までずっと特別な事情がない限りきちんとスケジュールを抑えて続投してやって来て、だからこそ「卒業」っていう形のキャス変に意味が生まれるのに、結局この段階になって卒業以外の、スケジュール調整できなかっただけのキャス変があるなら卒業制度は本当に必要だったのか?って思ってしまう。卒業しなくても結局いつかはキャス変するんじゃん。

そして、卒業制度の是非はもう置いておくとしても、実質卒業することになった櫻井くんに対して何もなかったのが1番問題では?自分も卒業なのに、特別な演出はなく、応援上映で気持ちを語るチャンスすらなく、卒業メンバーを見送る立場を一貫しなくてはいけないって悲しすぎない?この差は何?ユニット丸々変えないと「卒業」って形すらとって貰えないの…?櫻井くんのブログや宮崎くんのツイートに上がった手紙を読んだら苦しくなった。

 

と思ってたけど、もしこの形を櫻井くん本人が望んだのだったら受け取り方は変わる…………どっちなんだろうなあ。オタクにはわかんないので黙ります。